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2018年09月10日

ルールについて考える



 娘にカナダの学校生活の話を聞いていると(ここぞとばかりに、項目をたくさん作って娘に送りつけ、教育関連の現地の調査をしています)、授業中の水分補給 OK。もっと言えば軽食もOK。先生も食べながら授業してることがあるとか。
ピアス、タトゥー、髪の色、自由。ドレスコードは調べたら結構あったけど、納得いくものばかり。
 一定の理解が出来ていない場合は落第。。。などなど。

 何が良い悪いではない。それぞれが尊重すべき文化背景もあるから。ただ、教育について考える時、やはり比較対象があった方が考えやすい。一つだけしか知らないことは、とても怖いこと。そこで考える、今の日本のルール。校則。暗黙の了解。。。
 ただ黙って言うこと聞いてたら、怒られもしなくて楽だから。そういう理由で「ただ従う人」を育ててしまって、いいの?

 だから、自分の教室のルールは真剣に考えている。
教室ルールは
①Listen to others.
(人の言うことにしっかり耳を傾ける。先生だけでなく誰に対しても)
②Make mistakes.
(失敗しても気にしない、とかではなく、積極的に失敗しよう)
③Let's have fun.
(楽しもう)

 後は臨機応変で話し合う。例えばおもちゃを持ってくる子どもには「レッスンが始まったらしまおうか。目的が違うからね。」すんなり納得。これは比較的わかりやすい。

 でも時々「うーん」と悩んでしまうこともある。それが面白い。

 教室ではレッスン中の水分補給はOK。自分のタイミングを自分で掴みなさい、と伝えている。私にはわからないからね。トイレのタイミングも水分補給のタイミングも、みんな自分の体の声を聞く大切な練習。
でもそこで、ジュースを持って来た子がいた時は、考えた。
「みんな欲しがらないかな?」と聞いてみた。
そしたら「欲しがったら、みんなで分けるからいい」と。
あはは。これには参った。

 一つ一つの会話から、子どもの性格や良いところがたくさん見えてくる。笑いながら、お互いの意見を受け止め合いながら、良い授業、いや良い時間を作っていきたい。
お互いにとって、大切な人生の大切な時間なんですもの。