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2019年07月25日

無敵の学習者

 嬉しいニュース。
私の教室の卒業生が、高校で海外研修に参加。無事出発したとのことを、おうちの方が教えてくださった。

 レッスンの時に「活きた英語」を話す子だった。中学英語になっても、変わらず学校で習った文法と単語でどんどん会話力を伸ばしていた。絶対海外に出た方が良いと思っていたから、本人が高校に入ってそのチャンスを掴んだことが嬉しかった。

 そして昨日の中学生レッスンで、子どもたちが名詞の複数形のsの発音を完璧にマスターしていたことに気付く。
「どうしてそうやって分けているか、自分で分かる?」というと「わからない」という。

 英語教室で英語と仲良くなって、中学英語と進む。
世間ではそのギャップに悩まされる子が多いけど、実際そこを上手に繋げることが出来れば、無敵。
それは正に日本語を学ぶのと同じ順序。

「どうして自分が『本(ほん)』と『本(ぽん)』を使い分けられるのかがわからない」

会話の中で身につけてきたから、間違えずに言える。
それを改めて学問として定着させることが出来れば、無敵なのだ。

私の教室ではいつもみんな笑っている
私は怒らない。強制しない。
みんなでゲームばかりしている。
でも力は付いている
それが立証されるのが嬉しい。つくづく子どもたちに感謝。

私の目指す英語教育は、
「英語と仲良くなること」
「間違ってもいいやっていう安心感を得られること」
「自分のタイミングで波に乗ること」

それさえあれば、「もっと知りたい」「もっと上手になりたい」と自発的に思える、無敵の学習者になる。  

2019年07月24日

ドラマチック!暗唱発表会

 



 当教室、夏の風物詩「英語暗唱・スピーチ発表会」が無事に終了しました。
6月から練習を始めて一ヶ月半。今年もドラマチックでした。

 今年5月から教室のメンバーになった新しい4つのクラスの皆さんは、自己紹介
 短くてシンプルなものですが、レッスン中に自分の話しやすい英語について考えました。英語は言葉だから自分が話したい、話しやすい英語じゃないと口からスーッと出てこない。英語を何度も聞いて言ってみて、自分なりの英語を作り上げていきました。
みんな初めだったので、レッスン中に発表のスタイルも話し合いました。その結果クラスのお友達と数人で前に立ち、一人一人一歩前に出ての発表。ちょっぴり心強かったね。でも、発表はたった一人。100名を超える人たちが見守る中、堂々とハキハキ発表出来ました。

 そして教室に通って2年目以降の皆さんは、いずれも100ワード〜150ワードの英文(物語や説明文抜粋)を暗唱して発表
毎年思うのですが、ここでのドラマがすごい。最初から「頑張るぞ」とおうちでコツコツ練習してくる子、おうちの方が最初はリードしてくださってチームで頑張る子。でももちろんそれだけではありません。最初からずっと「自分には無理だ」と言ってスタートが遅れる生徒もいます。
 私はそういう子どもたちに寄り添いたい、そういう思いで教室をしていますので、このせっかくの「成功体験になり得る」体験を「出来なかった」体験にしたくない、その一心でレッスン前に少し早めに来てもらったり、土曜日に来てもらったり。そうやって一緒に少しずつ練習しました。
 「自分には無理」という生徒の中にものすごい力があることは、普段から見てわかっていますので、一緒にその子のペースでゆっくり。「あれ?自分にもできるやん」と気付いたら、後は勝手にどんどん上手になります。そんなこんなで、今年も全員立派に仕上げて終わりました。

 英語の前に、子どもたちに一番必要なものは「自分にもできる」という自信。教育にできることは、知識を教え込むことではなく、その自信を掘り起こすこと。それさえ繋がれば、子どもたちが勝手に前に前にと進み始めるんです。

 暗唱発表会、最後は教室に通い始めて5年以上の高学年。自分の好きなものを紹介するスピーチを自分で作って、それを表現豊かに発表しました。もう何度もこういう発表会を経験して、成功体験を何度も積んでいる子どもたち。やはり安定感があります。子どもたちにも話しましたが、人前に出ること、また英語を話すこと、それは「慣れ」が一番の近道です。この「慣れ」の為に、私は毎年いろいろなイベントを用意し、子どもたちはそれをしっかり活用してくれます。

 6月から一ヶ月半のレッスンの中では、全員が覚えてきたところまでをクラスの前で発表します。必ずしていることは、それぞれが発表に対して「前向きアドバイス・感想」を送ること。前向きな言葉をもらった友達は嬉しい。もっと頑張るぞ、と思う。そして前向きな言葉をかけた方は、自分の中で暗唱の時に大事なことを再認識する。「声が大きくて良かった」「発音きれい」「しっかり前を向いていた」そんな言葉が飛び交うレッスンは、前向きなパワーしかありません。
 発表会当日は、一ヶ月半一緒に歩んだ仲間が心配そうに見ています。「頑張れ!」と声をかける子や、暗唱が一瞬飛んだお友達に必死で小声で伴走する子。
毎年胸が熱くなります。

 私がすることは、とにかく励ますこと。無理をさせないこと。「自分が出来る範囲で前に進もう」みんな同じ歩幅じゃない。でも確実に前を向いている。そんなそれぞれのペースをよしとする小さな社会がこの教室の中にあることに、心から感謝。子どもたちの素晴らしさです。

 さ、夏休み初日の大チャレンジ。無事終了。自分の力で得た成功体験。それは誰にも奪うことが出来ないあなたの宝物。大切に磨いていこうね。