2017年10月31日

Nami先生的旅日記〜Tokyo編②〜



 私のベッドの下の階の方が、夜中にとてつもなく大きな音を立てながら荷造りをしていたので、目が覚めてしまった!目が合ったので、思わず「こんばんは!」というと「あ、こんばんは!」と丁寧なお返事。。。明らかに日本の方ではないし、悪気は無さそう。お国柄なのか…。
ま、私の睡魔の圧勝で、何事も気にならず。そのまま朝まで熟睡しました。

 朝は予定より早く目が覚めてしまったので、ホステルのお向かいのカフェで350円朝ご飯を満喫。
快適だったので、2時間程滞在。いつも後回しにしてきた仕事がなぜかサクサク進むので仕事をしつつ、時々人間ウォッチングをしつつ…で時間を過ごす。こういうホステルの良い点は、一人旅の人が多くてそれぞれが静かに自分の時間を過ごす術を知っていること。みんなが思い思いに自分だけの時間を満喫している空気感、大好き。
 近くに年配女性が座った。白髪で見た目はかなり年配だけど、黒のタンクトップのその女性は、はつらつと「おはようございます!」と声をかけてきた。私もニッコリ「おはようございます。」と返した。macのパソコンがテーブルの上にあって、バックパックが傍らに。ご高齢のバックパッカーに初めて出会ったけど、かなりカッコいい!私もこんな風に年を重ねたいな。

 ホステルに戻ってダイニングのテーブルでパソコンを触っていると、同室の女の子が朝食をとり始めた。日本語で「どちらからですか」と話しかけるとニコッと笑って返してくれた。でも答えずそのまま黙っていたので「Do you speak English?」と聞くと「いえ、日本語の方が良いです」と返された。
改めて言い方を変えて「どこの国からいらしたのですか」と言うと、「韓国です」
思わずパソコンのデスクトップのBTS(韓国のアイドルグループ)を見せると、「うぁ〜」と喜んでくれた。
 彼女は韓国からのワーキングホリデーで日本に1年滞在して、今日が最後の日ですって。なんという出会い!日本での思い出をいろいろ聴いたり、韓国と日本の違いを話したり…娘と一緒に作った私の韓国語の自己紹介を聞いてもらったりした。私が韓国語は上手ではないけど、英語が話せること、BTS(防弾少年団)が好きなことを盛り込んだ少し長めの自己紹介だけど、じっくり真剣に聴いてくれて、「よくわかりました」と褒めてもらえた。嬉しい!

 20年振りのバックパッカー体験。私だけの時間を過ごしたことで、今の自分が歩んでいる道の面白さにまた気付くことが出来ました。昔みたいに好きな所へ好きな時に出かける旅人ではないけれど、英語を学ぶ皆さんと出会ってじっくりお話をする日々は、違った意味で旅をしている様に刺激的だし、興味深い。いろいろな文化の間を旅しているような感覚、それを常に面白いと思う感覚を大切にしていたいと思います。

 ずっと懐かしく恋しく思っていた私の旅は、まだまだ続いているんだ…ということに気付かされた2日間でした。感謝。  

Posted by Nami sensei at 22:10Nami先生のつぶやき

2017年10月31日

Nami先生的旅日記〜Tokyo編①〜




 昨年の今頃、娘が全国大会進出で東京に連れて来てくれた。
そしてまた、娘関連の研修で今年も東京へ。今回は一人旅。研修自体は3時間程度のものなので、それにくっつけてどんなことをしようか…

そうだ、今回のターゲットは東京のホステルに泊まること。しかもドミトリールーム
若い頃、旅をすると言えばドミトリールーム。男女ミックス部屋もあったっけ。一部屋に二段ベッドが数個あって、見ず知らずの旅人たちと同室。宿泊費は破格。でもそれ以上に出会いがいっぱいあって、正にお値段以上の旅になる。

 東京のホテルを探し、見つけた!一泊3,000円前後。しかも8人部屋!ワクワク

 旅は道連れ、世は情け。しっかり東京を歩いたのは2度目でしたが、今回も実にたくさんの人に道を教えていただきました。感謝。

 到着した日は台風の影響もあって、土砂降り。バックパックを背中に担いだ私は、分からない道をウロウロ…傘をさしてもずぶ濡れになりながら…ふぅ。
こういう時、八つ当たりしたくなりますよね、東京ってなんだよ〜っ!
雨じゃん。
いや、雨は自然現象じゃん。

 宿に着くと、8人部屋の部屋は、極狭。
更に私のベッドの一段目の人がほぼ棚を占拠。ちょっと散らかり気味の部屋でしたが、私のベッドスペースは快適そのもの。それにキッチンがあるので、外食する元気すらなかった私はコリアタウンで買った袋ラーメンを作って食べました。何よりも美味!

 そう、私の「良い所探しの技」は旅の中で育まれたのかもしれません。
『なにこれ、狭っ!』
『こんなところ、嫌だ!』
『雨が降ってびしょ濡れ。最悪…』

って嘆きたい気持ちもそりゃ〜あったけど、だからこそ感じた袋ラーメンの最高の味!宿も狭いけど全然快適♪シャワーの温かいお湯は、疲れて雨で冷えた体に何よりでした。そんな幸せをいっぱい感じながら…おやすみなさーい。。。

 と、部屋に新しいお客様。挨拶をしてお話を伺うと、その方も福岡!とても感じの良い方。しかも福岡吉本の芸人さんだって!うぁ〜めっちゃ応援したい。そんなことを思いながら、眠りに落ちたのでした。

 旅はいつもハプニングの連続。でも前向きな気持ちだけが、自分の旅をハッピーにしてくれるのです。  

Posted by Nami sensei at 00:59Nami先生のつぶやき

2017年10月19日

言葉を学ぶこと



 子どもたちに英語を教えている中で、英語を学ぶこと自体がとても体と心に良いことだと気付きました。「英語」というより「言葉を学ぶこと」なのですが、言葉を学ぶことは、楽器と近いのかな…と思います。練習しないと前に進めない。でも練習すればする程自分の理想に近付ける。
それに、人に伝えるものなので、表現も同時に磨くことが出来る。自分の魅せ方、話し方を気にし始めると、自分の内面と向き合うことになる…
実はとてもとても深いものだと思うのです。

 特に大人の方にとって面白いのでは、と思って飛び込んだのが「生涯学習センターでの指導」です。いろいろな場所にアイデアを持ち込んで、あるところでは、子どもと同じ様に指導されるなんて『大人を馬鹿にしている』とか『ネイティヴじゃないと今時流行らない』と一蹴されてしまったのですが、今思えばその時にくじけていなくて良かったです。
それから数年、私のアイデアを拾ってチャンスをくださった某市の生涯学習センターに大変感謝しています。
昨年トライアルで春と秋に二度開催した短期講座を経て、今年は春から一年のレギュラー講座。丁度今折り返し地点にいます。

 始めてすぐに気付いたことは、受講生の皆さんの「学びたい」というお気持ちがとても強いということです。私が出すものがどんどん吸収されていくのを感じます。私のレッスンは「ライヴ」。受講生さんからの突然のご質問など常に受け付けています。レッスンの流れは組んでいますが、その質問も反応もすべて流れの中の大事な要素。実際レッスン中に飛び出す質問は、どれも興味深く、それを皆さんと一緒に考えていくのが私の一番好きな部分です。

 例えば、『〜って英語で何て言うんですか』というものから、発音に関するもの、文化…様々です。そして先日いただいた『洋書を読む時にそれをどう訳すかは、その人任せなのですか』というご質問は、その場では私の持っている知識でお答えしたものの、とても興味深かったです。
 私達英語教師はその場で質問に答える事は仕事柄得意なんです。なんとなく納得出来る答えは、常に持っているからです。しかし、それを説明出来るということと、自分の中に落とし込むということは別で…家に帰ってもじっくりと考えてみました。そして、今まで苦手意識が強くて手に取ったことが無かった洋書を読み始めました。そうか、洋書を読む楽しさって、そこにあるんだ…と気付かせていただいた出来事でした。

 教室では、自分のことを"I"と言う時、相手に「私(わたし)は」「私(わたくし)は」「ぼくは」「俺は」「拙者は」「おいどんは」…どんな風に受け取って欲しいか、それを考えて話してみてください、とお伝えしています。
日本語ではそれを言葉で表すことが出来るので比較的簡単ですが、それを話し方や表情、仕草…で表すことに挑むのは、自分を改めてプロデュースすることです。プロデュースするには、自分と向き合わなければいけません。
 今まで自分のことはさて置き…で過ごしてきた皆さんが、ふっと立ち止まって自分を振り返る、そんな時間を「ことばを学ぶ」ことで共有しています。  

2017年10月17日

ルール地獄




 子どもの頃の私は、ルールに無条件で従う子どもでした。面倒は嫌でした。必要以上に先生に叱られるのも嫌でした。ルールだから従っていました。それが、今はすっかり3歳児に戻ってしまった様です。「どうして?」と理由を知りたがる様になりました。
海外で生活した時に、あまりにも人に理由を聴かれるので理由を考えるのが好きになりました。自分の行動一つにしても、感情も、どうして今こんな気持ちになったんだろう…考えるととても興味深いのです。

 さて、私は「子どもらしい」ことは、外で走り回って遊ぶこと…と同じくらい、「好奇心を持つこと」「なぜ?と思うこと」だと思っています。子どもたちには子ども時代を子どもらしく生きて欲しいと思っています。
ところが、どうでしょう。今や私が子どもで、子どもたちが大人の様です。

 先日、レッスンが始まる前に子どもたちと話していたら、明日は遠足だと言います。遠足と言えば「おやつ」(そこもまた子どもの発想ですが)だと思い、子どもたちにおやつの話を聞きました。おやつ代は私のときは300円だったのに、現在は200円や250円だとか。
ガムと飴は禁止。
でもハイチュウはOK。
チョコは溶けるから持っていかない方が良い。
お友達とのお菓子のシェアや交換は禁止。

おやつ一つにも、えらくルールが増えたな…と思いました。
そこで素朴な疑問。
『なぜ、ガムと飴がダメで、その中間みたいなハイチュウは良いの?』
子どもたちが即答します。
「礼儀と安全面からです」
ガムはいつまでも噛んで、遠足が終わる先生のお話や帰り道でも噛むかも知れないからかな、そして飴は喉に詰まるからかな。
子どもたちは思い思いにルールの意味を教えてくれます。

なるほど。子どもたちはルールの意味を考えようとしている。疑問だらけで答えに辿り着いてはいないけど…素晴しい。
でも一方で、考えることもせずに「知りません」「ルールだから仕方ないんです」と言う子どもたちもいる。
さて、大人は考えているのでしょうか。
時代と共に変わることなくただ続けられていて、それに新たな物が加わり更に増えていく、そんなルールを私はたくさん見てきました。誰に聞いても「さぁ」と首を傾げる様なルール。それを「ルールだから守りなさい」と伝える。

もちろんルールを守ることは大切
でも「それはルールだからダメなんです」「ルールだからしてはいけない」と、考えない人を育ててしまうのも、またルール。
作る時、そして確認する時にその意味までしっかり一緒に共有したいものです。

自分で考え、その考えを人に伝える人を育てたい日本。
さて、どんな風に子どもたちを育てていくのでしょうか。

私みたいなピーターパンが、少しはお役に立てるでしょうか。  

Posted by Nami sensei at 23:48Nami先生のつぶやき

2017年10月06日

脱ガミガミ宣言④ 〜寄り添う?〜




 私は、自分の教育の軸として「寄り添う」ことを中心に考えています。寄り添うってよく使われる言葉ですが、どういうことでしょう。
私にとって、それは「その人の中に入ってその人の目から見る」ことです。敬愛する師の言葉です。

 これは難しいようで簡単、簡単なようで難しいのです。まず自分の主観から一旦抜けます。そしてその子の中からその子の目を通して見たら…を想像するんです。そう、所詮想像しか出来ないものですが…「人の気持ちになって〜なんて使い古された言葉!分かってますよ」という感じですが、不思議な事に私達は本気でそれをしてこなかったんです。それにフォーカスして、チャレンジしてみてください。それまでとはまるで違った景色が広がる事に驚くことでしょう。

 例えば、前回③で書きました「ガミガミ言われている時の子ども」の中に入ってみるんです。
想像してみます。見上げるとお母さんがものすごく怒ってる。次から次へと言葉が出てくる。それは全て自分の悪いところを並べる言葉。流れ続ける負の言葉を受け止めきれず、泣きそうだけど、泣いたらもっと怒られるかも。ちょっと笑ってみる?笑ったら、お母さん、笑ってくれるかな?
 「ガミガミ言う側」の目線とだいぶ違いませんか。
この子、反省したのかしてないのか、ちょっと笑ったりして…腹が立つ!


 そんな小さなすれ違いの繰り返しの毎日です。
「6秒我慢しなくちゃ!」とか「頑張って想像しなくちゃ」と自分を追い込むのではなく、御自身にとっての日常のちょっとした冒険として、出来そうな時に、出来ることからトライしてみてください。その方法もタイミングも人それぞれ。子育ても人それぞれです。

 人それぞれの人間関係ですが、これだけはハッキリ言えます。
子どもたちは大好きな人が笑っているのが大好きです。
大好きな人の笑顔を見たくて頑張っちゃいます。
こっちを見て欲しくて、試す様なことをします。


 そして、いつでも待っていてくれます。

 もし、「あ〜こんなはずじゃなかった〜」「言い過ぎた〜」と思った時は、素直に謝りましょう。ちゃんと分かってくれます。またチャンスをくれます
そして、子どもたち自身もいつしか謝ることが出来る人に成長するでしょう。

 私達は完全ではありません。みんながそれぞれ失敗をして、そこからまた人間関係を築いていきます。
子育ては、子どもが最初に体験する人間関係。
トライして、失敗して、一緒に泣いて笑って作っていく…生身の人間関係に近道はありませんが、常に挑戦は出来ます。
自分らしい子育てを探して、一緒に冒険を続けましょう。