2017年08月28日

脱ガミガミ宣言①



今回は、ついつい「ガミガミ」言っちゃう!
一旦言い出したら、止まらない!
という『あるある』なお悩みについて、考えてみます。

 そう、ついついガミガミ、これ『あるある』なんです。自分だけじゃないかしら、子どもが寝た後に寝顔を見ながら猛省…そんな風に自分を責めたことがあるという方、結構多いですね。もちろん、私自身にもありました。そしてガミガミ言った内容よりも、その後自分を責めた苦い想いだけが強烈に残っています。

 人間ですもの。お父さん、お母さんがいつも凪いでいる…なんてあり得ません。でも、今深く教育に関わってみて、子どもたちをじっくり観察していて…気付いた事は、ガミガミからは何も生まれない。生まれるのは苦い想いだけ、ということでした。そして、行き過ぎた「ガミガミ」には子どもたちを皆さんの思ってもいない方向に導く怖さがある、ということも付け加えておきましょう。

 なぜついついガミガミしてしまうのでしょう。
ハッキリ言って、ガミガミは言う側の問題です。「あなたの成長のため」という大義名分を掲げますが、実際は自分が思った様に動かない相手に対してイライラした結果に出てくるのがガミガミではないでしょうか。又は、自分の仕事や自分の人間関係がうまくいっていないとき、親自身が自信を無くしてしまった時自分の自信を取り戻そうとする時にも「粗捜し」「ガミガミ」は出て来てしまうのです。

 以上、ガミガミが子どもたちに届かない理由に気付かれたでしょうか。ガミガミが子どもたちの為のものではない、ということがお分かりでしょう。
 先ずは「意味が無いことだったんだ!」ってことを知ると、なんだかガミガミいう事がちょっと労力のムダな気がしてきませんか。

 でももちろんガミガミの内容は、ただの八つ当たりではなく「ちゃんと靴を並べて欲しい」「お皿を洗って欲しい」「宿題をきちんと終わらせて」という願いに基づいたものです。それは確かですね。
 次回はその想いを「伝える」ことについて考えてみたいと思います。
  

Posted by Nami sensei at 11:00Nami先生の育児コラム

2017年08月23日

同じ目的、違う言葉



 夏休みです。日本の夏休みと言えば…膨大な量の宿題。私の教室ではどのクラスでも、夏休み中は最初に『学校の宿題を何%したかな?』の話から入ります。なかなか宿題が進まない生徒に、計画的に取りかかることに気付いてもらいたい、という目的です。

 ある生徒は夏休み始まったばかりなのに"80%"。周りがどよめきます。
自分も頑張ろう!という気になります。
 でも、終盤になると…やっぱり出てきます。
「終わりそうな気がしない」
という生徒。

 ある生徒は夏休みも終盤、暗い顔をして教室に来ました。聞かなくても分かるけど、敢えて宿題の進度を尋ねると"40%…"
終わりそうな気がしない、と悲し気に言うので
『よし、後何が残ってるか、言ってごらん』
と、残りの宿題をホワイトボードに全部書き出しました。
『じゃ、計画を立てます。』
と残りの夏休みの日付を表にして書き、
『後、計算ドリルが〜ページ。一日に何ページくらい出来そう?』
『自由課題は何の絵を描くか、決めてるのかな』
『自由研究は、身近なところから探そう』
子どもにインタビュー形式でどんどん表を埋めていきます。それに答える内に、顔がどんどん明るくなっていき、最後には
『おぉ〜出来るやん!』
と笑顔に。まるで魔法を見たかの様に、すごい、すごいとホクホク顔。

 最後に白い紙に全部書き写させて、チェック欄も作って…
『作っただけじゃ、ダメだよ。自分との約束だから、全部しっかり守ること。』
うん、うん、とキラキラした顔で頷きます。

 ふと思いました。宿題が全然出来ない…自分には無理…と思っている子どもたち。本当に苦しんでいます。でも自分に絶望している様に見えて、方法が分からないだけ。
闇雲に「自分が悪い」「宿題やりなさい」では、ただ苦しめるだけ。

 大人だって忙しい。でもこの計画を作るのにかかった時間は、10分程度。ちょっと視点を変えて…
「宿題しなさい」を、
「どうしたら、出来るか、一緒に考えてみようか」
に変えてみませんか。そこから子どもたちが学ぶ事は、一生通じて大切なことです。

 残りわずかですが、毎年出てくる
「先生〜2時まで宿題していて、眠いです〜」
という子どもたちが、今年は減るといいな…
  

2017年08月11日

みんなちがって、みんないい。



「…決めつけた支援はしないでほしい…ちゃんと理解してほしい…僕たちの気持ちを聞いてください」

 先日読んだ本、「自閉症の僕が跳びはねる理由」にも同じ様に書いてありましたが、7月の「毎日小学生新聞」にも同様の記事がありました。
子どもたちと接する時「〜すべき」とルールやマニュアルの様に従うのではなく、目の前の人をしっかり見て、声を聴いて向き合うべきだと思います。それは何も、特別支援に限った事ではありません。

 今本気で、私が学生時代から思っている『一人一人と向き合う、一人一人を大切にする』教育を、きちんと文字や言葉にしていきたい、そうしなくちゃと思います。学生時代は言葉足らずで、不登校児童に関するレポートで教育学の単位を一度落としたことがありますが…今度はきちんと人に伝わる様に伝えたいものです。何にでも理由があるものです。それも子どもの数だけ理由はあります
 しかし実際はその理由も「〜なはずだ」と決めつけられ、型にはめられてしまうケースを幾つも見てきました。そして「弱いから」などと、極めて主観的で根拠の無い理由で子どもたちにずっと消えない傷と大人に対する不信感を与えるケースもあり、呆れ果ててしまうのです。
 
 「こうあるべき」という決めつけから開放されたら、きっと楽になる先生やお父さん、お母さんもたくさんいるはずです。時間の制約やプレッシャー、こなさなければいけないことがたくさんある時代ですが、目の前の子どもたちの声にならない声に耳をすませることが出来る社会でありたいものです。

 「みんなちがってみんないい」が、言葉だけじゃなくて本当の意味で社会に浸透するといいな。。。って夢みたいに思っていたけど、そんな私の想いに共感してくださる方がたくさんいる、というのはSNSを通して知ったこと。そんな人達と一緒に少しずつ紡いでいきたいと思っています。
 そして、自分の声を聴いてもらう心地良さを知った子どもたちにはきっと、声を聴く大人になるでしょう。
少しずつ、少しずつ…みんなで前に進まなくちゃ。子どもたちが諦めてしまう前に。  

2017年08月09日

夏の英語キャンプレポート DAY 2



 一日目の寝る前に、夜更かしする気満々だった子どもたちに、
『寝不足だと言葉が出て来ないのよ。日本語でも英語でも。先生もね、レッスンの前の日、英語を話す前の日は特にたくさん眠るのよ。明日は朝から英語モード。今日しっかり体休めて、明日いっぱいしゃべろうね!』
と声をかけました。なんとなく覚えていてくれたのか、『英語話さないかんけん、いっぱい寝なくちゃ』ってゆっくり体を休めた皆さんは、今日も朝から元気いっぱい!

 早起きしてシーツを片付けてベッドメイクをして、それぞれお部屋をお掃除。モップやほうきを上手に使うことが出来ました。迎えに来てくれたAC(アメリカンカウンセラー)と一緒に、芝生の上で英語版ラジオ体操!
そして、昨日からグループ単位で作っているオリジナルキャンプソングの練習。曲を選んで自分たちの知っている言葉を当てて歌を作り、更にそれに振りを付けて練習。今日はその発表会。みんなの顔が昨日よりも真剣です。
朝ご飯は、ACがお給仕してくれるので、みんなは自分が選んだメニューを伝えます。モリモリ食べて…キャンプソングを練習したら、今度はカーニバルタイム!各ブースにACがいて、風船を作ってくれたり、腕相撲をしたり、ボディペイントをしてもらったり、ゲームをしたり…楽しいこといっぱい。笑顔いっぱい。

 ランチ後はいよいよ英語会!それぞれのグループでキャンプソングの発表です。たった2日の数時間の練習とは思えない程、みんな上手に歌って振りを付けて、表現出来ました。しかもたくさんの人の前!!素晴らしかったです。

 楽しい時間もあっという間に過ぎて、卒業式。それぞれ修了書とバッジをもらいます。全員とハイタッチをして…いよいよお別れ。
私達もこっそりみんなで書いた1人1人への寄せ書きをプレゼントしました。秘密プロジェクトだったので、ワクワクしましたが、思った以上にACが感動してくれて…心が繋がった瞬間、引率の先生たちもグッと涙が溢れてきました。

 バスの中でみんなが見えなくなるまで手を振って、お別れ。しばらく習ったお遊戯やかけ声がバスの中に響いていました。みんな、ずっと忘れたくない、そんな気持ちで何度も何度もかけ声をかけ合っていました。
先生から最後の挨拶では、皆さんに出会いを大切にしてね、と言いました。たくさんの他教室の友達や先生、AC、日本人のお世話をしてくれた方々、そして自分も知らなかった自分自身との出会いです。あんなにダンスパーティーで自分が踊りまくるなんて、信じられなかった!そういう子どもたちがとても多かったです。みんなの中には、そんな熱いものがあるんだよ。そしてそれを信じてずっと諦めずに話しかけ続けてくれたACのことを思い出して、みんな自身が自分自身を諦めないこと。自分の中の可能性、熱い想いに気付いたみんなは、絶対に自分の夢を掴める人たち。これからも一緒に頑張ろうね!

 2日間の引率は、正直楽しい想いばかりではありません。最初グループの中でうまく輪に入って行けない子どもたちを見ると胸が苦しくなり、なんとかしてあげたい気持ちをグッとこらえて見守ります。不安そうにしている顔を見て辛くなり…でも我慢我慢
だからこそ、この2日間での子どもたちの成長に心から感動するんだと思います。帰りに周りの子どもたちと打ち解け笑い合う子どもたちを見ながら、安全に過ごせたことへの安堵感と、このかけがえのない2日間に携わることが出来たことに心から感謝するのです。

   

2017年08月09日

夏の英語キャンプレポート DAY 1




 今年も行ってきました!アメリカンビレッジ。
近くの4つの英語教室と合同でのキャンプ参加ですが、今年は35名の子どもたちが元気に集まりました。

 このキャンプに向けて、4人の先生たちで話し合いをして、みんなのグループ分けをしたり、バスの座席を決めたりするところから始めました。話し合いの中で、先生たちは一人一人の顔を思い出しながら、日頃のレッスンの中での頑張りを思い出しながら…『このグループで頑張れるかな』『たくさん友達を作ってくれるかな』と思いながら作りました。

 初めてTシャツのデザインもしました。去年みんなが大好きだったキャンプファイヤーをキャラクター化して、くっつけました。みんなのハートがメラメラ燃える、素敵な体験になりますように、願いを込めて。

 バスの中で英語モードに入る準備。英語のゲームをしたり、このキャンプの意義をみんなで確認し合って…現地に着いたら、私達教師4人は子どもたちをAC(アメリカンカウンセラー)に引き渡して、後は見てるだけ。写真を撮ったり、子どもたちが頑張る姿を見て幸せな一日を過ごしました。

 途中何度も声をかけたくなるシーンがありましたが、グッと我慢。すごいすごい!どんどん子どもたちが自力で周りの人達との関係を作っていき、ACの英語のお話にもじっくりと諦めずに耳を傾けます。次第に笑顔が増えていき…夜。

 台風の影響で楽しみにしていたキャンプファイヤーを中止しなくてはいけなくなって、ガックリ…
でもACたちは、しっかり楽しいイベントを用意してくれました。ダンスパーティーです。
 『ダンスパーティーなんて…みんな踊れるのかな〜?』そんな不安は一気に吹き飛びました。全員で、真っ暗なホールでとにかく踊りまくって、みんなの心がパーンと全開。日頃踊るイメージがない子も、もちろん私達も…ノリノリのACの雰囲気にググッと引き込まれて、汗だくで踊りました。他の団体の高校生などもいましたが、全員入り乱れて全員笑顔。全員仲良し!
最終的にダンスパーティーが一番の思い出!と子どもたちが言う程のビッグイベントとなりました。

 夜はそれぞれの部屋にACが来てくれて、ベッドタイムストーリ。怖いの?面白いの?悲しいの?ロマンス?どれが良い?と聞いて子どもたちが答えると、それに合わせた即興のドラマの始まり始まり。
眠るどころか、みんな笑い転げる楽しいひとときでした。

 みんなでぐっすり休んで、また明日元気に活動しましょうね。