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2018年08月22日

集中する方法〜頑張れ!夏宿題ラストスパート〜



 こんにちは。夏休みの宿題が年々増えていると感じるのは、Nami先生だけでしょうか?
明らかに私が小学生の時よりも多い…
 ですが、嘆いていても始まらないので、挑みましょう。今日は一つ良い方法を見つけた(先生親子実験済み)ので、ご紹介しますね。

●15分集中法(必要なもの:タイマー)
①メモに「〜○時○分 P47まで」など目標を書き、タイマーで15分測る。
その間に絶対目標を達成させる!(と自分に言い聞かせる)

②タイマーが鳴ったら、5分休憩。(必ず休むこと)

③次の目標をまたメモして15分。


友達と一緒に勉強する時などでも、この方法だとダラダラおしゃべりにならずに良いですよ。
効果としては、最初無茶な目標設定をしてしまいますが、その内大体15分で出来る範囲を想像することができるようになる。
だんだんゲーム感覚になってきて、少しハードルを上げたら、意外とそこまですんなり終わって、また次ハードルを上げて…と自分で自分に挑むことができる!普段は見えない時間を目に見える状態にすることで、休憩の5分が愛おしい。
時間をとても大切に感じる、などなど。

 どうぞお家の方も一緒に「15分でこれをする!」って決めて取り組んでみてください。連帯感が生まれます。
私たちも、気がついたら15分を3回していて、「おぉ、45分も集中したんだ〜」って。自分でビックリ。面白いですよ。是非お試しくださいね〜♪

  今、宿題がどんどん増えて困っている皆さん、是非頑張って将来宿題を作る側の人になって、減らしてくださいね。まずはその一歩として宿題を終わらせよう

夏休み最後に皆さんが夜更かししたり、追い詰められたりするのを想像すると、先生はとても悲しいです
今からならまだ間に合う!この方法、是非トライしてみてくださいね♪  

2018年08月10日

英語キャンプ2018



 今年も当教室の目玉企画の一つ、4教室合同英語キャンプ(任意参加)が終了しました。
ハニラミからは、3年生から6年生までの7人が参加。

 このキャンプは、本当に参加しないとわからない、ものすごいインパクト自分を変える何かがある!!今年もそれを強烈に実感して帰ってきました。

 たったの2日間、それをフルに使ってどの瞬間にも子どもたちに全力で関わってくれた AC(アメリカンカウンセラー)の学生たち、間に入って細かいところまで私たちの希望を聞いて調整してくれたJC(日本人カウンセラー)。
 そして、今年も尊敬する大好きな先生方と感動を分かち合うことが出来ました。

 小一時間バスの中で自己紹介やおしゃべりを楽しみながらワクワク、到着したらすぐに子どもたちはACにお任せ。私たちはお風呂や就寝、起床、ベッドメイクなどの生活面でのサポートに回ります。何も起こらない限り、私たちは写真を撮ったり、全体の様子を見ながら過ごします。ACと一緒に英語だけの空間で活動する子どもたち、普段のレッスンとはまた違った顔を見せてくれて、私たちにも良い経験となりました。

 食事も、楽しいイベントもワークもスキット練習も、キャンプファイヤーもダンスパーティーもACと一緒。一瞬も隙間なく楽しいイベントが次々にあります。子どもたちの中で「英語を話す」ハードルがどんどん下がってくるのが見える様。
 そこには、「伝えたい!」という子どもたちの強烈な想いが溢れてきます。

 二日目は朝から英語モード。”Good morning!”と声をあげながら起きてくる子どもたち。寝起きの彼らに英語で質問してもスムーズに答えます。
 前日から練習している英語スキットを全員の前で発表したり、ACが用意してくれたお祭りに参加したり、バス出発の2時ギリギリまで楽しく過ごします。

 最後のお別れは、バスの窓を隔ててこの二日間一緒に歌った歌や、お遊戯の大合唱。
 ”Good bye!” “Bye bye”見えなくなるまで手を振って。。。

 すぐに「あ〜またすぐに会いたい!!」

 子どもたちのこれからに繋がるように、全力で愛情と情熱いっぱいにこどもたちに向き合ってくれた若いACたち。そしてまたいつか出会って、今度はもっとたくさん話したい!と希望に燃える子どもたち

 8月9日。この日にこの小さな集団の中で生まれた友情は、これからの世界平和への大きな希望につながっている。そう確信した今年の夏キャンプでした。  

2018年07月22日

自分を越えていく



 ハニラミ英語教室の夏のチャレンジ、今年もみんな大成功
教室では、6月から7月半ばの一ヶ月半かけて各クラス課題を設け、英語の暗唱にチャレンジします。

 教室に5月から通い始めた子どもたちは自己紹介を、そして2年目以上の子どもたちは既習年数によって100ワード前後の課題を暗唱します。
教室での決まりは、おうちで週に1回以上おうちの方にみてもらうこと。暗唱バッチリの場合は花マル、課題文を見ながらだったら読める場合はマル、つっかえてしまう場合は△で付けてもらい、更にサインをもらいます。
毎週2行ずつくらい。スモールステップを積み上げます。
 教室では、その数行ずつ増えていく課題を毎回発表し合います。他の生徒は誰に当てても前向きなコメントが出来る様に、発表を聴きます。

 私がすることは、場を作る事(課題を与えることと)と進行のみ。いわゆるファシリテーター。子どもたちはお互い前向きな言葉をかけ合うこと前提ですので、見方も「良いところを探す」作業になります。言われる方も、良い所を教えてもらえたら、次へのモチベーションに繋がります。
 それを毎週積み上げての、本番。
そこでは全員が100ワード前後の課題文を暗唱している上に、それぞれの余裕に合わせて表現に工夫をしたりして臨みます。

 私が示した今年の目標は『届ける』。みんなの声を届ける。物語や説明文の内容を『届ける』
例え英語が分からない人が発表を見ても、その内容が分かる様に届けよう、それが合言葉でした。

 私が感情を出す事、自分の意見を言う事はほとんどなく、最後から2度目のレッスンで初めて私からのアドバイスを送りました。そこまでいくと、それぞれが自分で弱点を探り、直しているから本当に最後の塩一振り、それを伝えます。

 そして迎えた発表会当日。同じ課題文でもそれぞれの暗唱は違う。豊かに表現する生徒、ドキドキが隠せないけど一生懸命思い出しながら発表する子。どの子にもそれまでのプロセスがあり、私はどの子の歩みもすぐに思い出す事が出来ます。それ故、何度も涙が溢れ、その度に仕事モードに入れる、そんな胸いっぱいの時間でした。

 いつもの8人の教室よりもずっと多い約100人の前にたった一人で立ち、よく頑張りました。
最後に毎回皆さんにお伝えすること、おうちの方、今日はダメ出しは無しです。あそこに立ったことをまず、讃えてください。技術的な事は私の仕事。これからの指導にしっかり活かしていきますから、ご安心ください。
 子どもたちにとって、大好きな家族の笑顔は何よりのモチベーションになりますから。
それがあって今回の暗唱発表会は完成なんです。

 子どもたちは先輩の発表を見て、来年の自分を描きます。上手な子どもの発表はどこが良いポイントなのか、それを見る姿勢をレッスン中に身につけていますので、自分でこれからますます上を目指していくでしょう。夏休み初日はドキドキな日になりましたが、終わって爽快!これからめいいっぱい楽しい夏休みを過ごしてね。
『今は好きな事を好きなだけ…それが後から大きな力になります』
今、外国で学生生活を送っている皆さんの先輩からのメッセージをお届けして、この会を終わりました。  

2018年06月25日

ゲストティーチャー♪



外国人講師の募集を行ったところ、たくさんの方々が応募してくださいました。
大半は条件などが合わずメールでお返事をさせていただき、数名と面接してみました。
私自身、日本で英語の先生をしたい人の話を聴くのはとても興味深く、良い経験です。

その中で出会ったトルコから来たCenkさん、英語教師の見習いなので英語教室のレッスンを見たい、という事で今週一週間都合の良い日、時間にレッスンに遊びにきてもらいました。

私自身もそうですが、Cenkさんは皆さんが初めて出会ったトルコの方。みんなにトルコのイメージを聞いてみたら…「トルコアイス」「世界遺産」地図で一緒にトルコの場所を確認。トルコって大きい国なんですね。。。Cenkさんはとても穏やかで優しい方。トルコの良いイメージがまた一つ増えました。
Cenkさんは英語が堪能ですが、実は日本人と同じでトルコの方もトルコ語が主要言語だそうです。トルコ語で自己紹介をしてもらいました。聞いていると、とても綺麗で優しい言葉。でも…何一つとっても意味が全く分からない。
『みんなが日本語が分からない人の前で日本語を話したら、今みたいに聞こえる…よね』
みんな、イメージが湧いた様で、「ホントだ〜」って頷く。
だから、日本語が分からなくても英語なら大丈夫、って人の前では英語を使って会話をするのも一つの心遣いですね。みんなには日本語の他に英語っていう選択肢もあるんだから。

Cenkさんの職業当てクイズ。みんな"Are you a firefighter?" "Are you a police officer?" "Are you a farmer?"と知っている言葉で次々に聞いていきます。答えは…パイロット。飛行機に関する質問も、日本の印象や好きな食べ物などの質問も、みんな上手に出来ました。

英語を学ぶっていうことは、日本人とトルコ人が会話出来るってこと。
また、英語を学ぶモチベーションが上がりましたね。
今回あまり聞きたい事が聞けなかった皆さんも、しっかり聞けたよ!っていう皆さんも、同じくらい英語を学ぶ理由を見つけたことと思います。
たくさんのことを学んだ、Cenkさんとのレッスンでした。
Thank you, Cenk!!  

2018年06月19日

幸せになるために



 よく「英語教室に行けば英語が出来るようになる」と思う子がいますが、それはある意味正しくて、ある意味間違っています。

 私は家でも教室でも、子どもたちに「自分の人生を生きる」ことを伝えたいと思っています。
口を開けて何かが入って来るのをジッと待っているような子がいます。そういう子は、まず伸びません。伸びしろはたくさん見えているけど、本人が伸びようとしていないのです。ただ、その子がひとたび自分から掴みに行った時の伸びは本当にすごい。感動ものです。
 私の仕事は、まず一人一人の子が自分で掴もうと思えるように、言葉をかけたりレッスンの中に仕組みを作ったりすることなのです。

 子どもたちには時々話をします。『先生はレッスン中、みんなにボールをいっぱい投げてる。それをみんなが受け取るかどうかは、みんな次第。でも、確実に言えるのは、しっかりキャッチしようとしてくれている子は伸びてる。きっと学校でもおうちでも、いっぱい良いものをいろいろな人が投げてるけど、それに気付かない人もいる。自分からボールを取れる人になろう。』

 誰かがしてくれることを待ってる。出来なかったら、人のせいにする。そんな人は大人になっても伸びません。もちろん英語教室や塾に行ったからといって、何も身につかないでしょう。

 もう一つ、お話ししておきたいことが。
いろいろな場所の『○○高校に○人合格!』は、ダイエットの『これをしてマイナス15キロ!』と何ら変わらないということです。『これを聴いているだけで、英語がペラペラに』と同じことなのです。出来た人がいる、でも出来ない人も山ほどいる、そういうお話です。
特に『英検を○歳で○級合格!』にお子さんを重ねないでください。
英語も一つの趣味みたいなもので、国旗を覚えたり、電車の名前を覚える様に、英語にハマる子が時々います。それは人の趣味趣向の問題です。そこで英検がその子にとってさほど高い壁ではなかった、というのはその子にだけ当てはまる事で、みんなに当てはまる訳ではないのです。

 憧れやモデルは自分が向上していく上で必要だと思いますが、それをお子さんに重ねないでください。お子さんは、希望していないモデルに当てはめられた時、とても苦しい想いをするからです。子どもたちは健気に親の思う様になろうと務めますが、本当にしたいことに合致していない場合は、ものすごい無理がかかってしまいます。そしてモデルの様になれずに、おうちの方を悲しませることが、一番お子さんにとっては辛い事なのです。結果、自己肯定感が低くなり、自分なんて…ということにもなりかねません。
 お子さん自身のことを伸ばす方に目を向けた方が、ずっと親子共幸せでいられるのです。人は好きな事には一生懸命になります。あなたにしかないもの、あなただから出来る事。それを嬉しく見守ってくれる人がいたら、いつまでも自分らしく生きていくことが出来るでしょう。

 当英語教室にも、毎日の様にミラクルは起きていますが、私が「英検○人合格」や「○○高校合格」を掲げないのは、そういう理由からです。
お子さんが自分で憧れるもの、それがお子さんを素敵な未来に導きます。
そのために私たちが出来る事は、とてもシンプルなのです。
  

2018年06月09日

大人気!英語サマースクール大募集


みなさーん、小学校でも英語が本格的に始まりましたね
教室には「英語が苦手」という小学生のおうちの方々からお問い合わせが増えてきました。
が、今年度はどのクラスも満席になっています。

そこで、この夏!3日間限定で「英語と仲良くなるプログラム」を行います。
その名も「サマースクール」最後の日にはおうちの方に成果を見ていただく楽しい英語パーティー♪
各クラス6名定員です。定員になり次第締め切りますので、どうぞお友達お誘い合わせの上、遊びにいらしてくださいね。
もちろん!お一人の御参加でも仲間と楽しく学べますよ♪

お待ちししていま〜す♪
詳しくは、ホームページをご覧ください。
http://honeylamby.jimdo.com/  

2018年06月08日

This is ハニラミ.



さて、各小学校運動会も終わり、夏休み前の少しのんびりした時間。ハニラミではチャレンジ月間が始まります。
その名も、『英語暗唱チャレンジ』

5月から入って来た新入生は自己紹介を暗記して発表。まずは人前に立つ練習です。
そして教室学習歴2年目以上の皆さんは、100ワード前後の英文を暗唱するチャレンジです。
毎年教室の幼児・小学生が全員チャレンジします。
そこでの私の仕事は、ナビゲーター。

一緒にその文章の持つ世界を味わって、英語で「伝える」練習。
教室のない6日間は、おうちの方に見てもらいながら練習。英語暗唱は、かなりハードルが高いです。分かっています。
でも、そのハードルを乗り越えた時の爽快感。そしておうちの方と、教室のみんなと一緒に成し遂げた時に得る達成感自信は何物にも変えられない、自分だけの宝物。

毎年最初は「いや〜これはムリ。」「出来ないです〜」と言っている子どもたちが、40日後にはおうちの方の前で発表をする。
今年で6年目の取り組みになりましたが、今まで途中で投げ出した生徒は0です。
本当に驚かされます。

全員が前向きに取り組むために教室で重要視していることは、『聴くこと』『良いところを伝えること』です。
私は暗唱に関してはほとんど何も言いません。言うのは「聴く」ことだけ。
いくら上手に暗唱が出来ても、人の発表を心を込めて聴くことが出来ないなんて、意味が無いのです。人の発表を見て、自分で自分を振り返る事も出来るし、客観的に見る事も出来る。自分がすべきことだけを自分でするなら、教室じゃなくてもいい。
暗唱は、深いです。社会の中の一人でありながらもそこに埋もれてしまわず、その中でどんな風に人を受け入れ自分を見つめていくか…体験出来る良い経験になります。それがハニラミの暗唱チャレンジです。

そして、暗唱を聴いた後はアトランダムに指名して今の暗唱の「良いところ」を一文で本人に伝えてもらいます。
アクティヴラーニングの教師の怖さはここにあるでしょう。
「もしこの子が酷い事を言ったら、自分はきちんとフォロー出来るだろうか」
でもそれと同時に、私は完全に子どもを信じます
この取り組みのルールは『良いところを見つけて伝える事』です。

『「下手でした〜」って言ったらどうなる?』って聞いた生徒がいました。想定内の質問です。
『じゃあさ、○○が頑張っておうちで練習してきて、ここで発表した後、誰かが「下手でした」って一言くれたら、どんな感じかな』
「嫌だ」
で、この話は終わりです。自分が嫌な事はしないでしょう。
私は怒りもしないし修正もしませんが、子どもたちが答えを持っている。それを引っ張り出すお手伝いはしたいと思っています。

その文化の中で発表をするので、どのクラスもホンワカと良い雰囲気に包まれます。
友だちが耳をすまして聴いてくれる。そして必ず自分に前向きな言葉をかけてくれる。
そんな中だからこそ「やってみようかな」という気持ちが産まれて来るのだと思います。
少し高めのハードルも、乗り越えられる気がするでしょう。

家で十分練習出来ずに、泣きそうになりながらつっかえる生徒もいます。
でも、友だちは「緊張してたけど、最後まで読めたね」「うん、すごいすごい」と拍手を送ります。
それと同時に練習を十分している生徒の発表を見て「あんな風になりたい」と憧れもするでしょう。
最後に『暗唱ってね、練習量がそのまま発表に出るの。だから、もし今日思う様に出来なかったら、次回思う様に出来る様に練習しておいで』と見送る。
もちろん、頑張った後は、楽しいゲームで笑って教室を出て行くのもハニラミ流。

子どもたちが学ぶのは英語だけじゃないんです。
  

2018年06月05日

子どもという人と暮らす② 〜自由な発想が産まれる場所・消える場所〜



 教室では、自由な発想を引き出すことを一番心がけています。
今私がとても強く感じるのは、子どもたちの中で自由な発想を封じ込める気持ちが働いていること。もったいないことです。子どもの頃の空想や疑問、自由な発想こそが子どもたちのその後の人生を、そして社会全体を明るく面白くしてくれるものです。

 ただ、『自由な発想』は時間がかかります。何せ「自由」だから。時間の枠にも囚われないのです。
子どもたちの空想は一旦広がると留まる所がないので、それにじっくり耳を傾けることには時間が必要です。また、自由な…ということは、大人から見たら良くない発想が出てくることもあります。自由というのは、見方によっては怖い事でもあるのです。
この様な話を聴くと、おうちの方は『学校でそんな時間を作ってくれたら良いのに』と思います。そして学校は『学校ではすることがたくさんあるから、ご家庭で取り組んで欲しい』と思うでしょう。私はその両方にいましたので、それはとてもよく分かります。
 
 そうです、これは誰かの仕事ではないんです。「誰がしなくてはいけない」となると途端にその素敵なアイデアは色を失います。
出来る環境がある人がすればいいのです。また、普段は出来なくても、出来る環境が出来たらいつでもどこでも出来るのです。

 ご家庭で作る事も出来ます。方法はいろいろですが、お子さんが話をする環境を作るんです。でも構えなくて大丈夫。『昨日、○○くんとケンカしてたけど、ちゃんと仲直りしたの?』みたいに重い話題である必要はありません。

 これはある家庭の取り組みですが、クイズを作るのです。子どもたちはクイズが大好きです。答えずにはいられません。食卓で『このお味噌汁には、何が入っているでしょうか!?』慣れていない間は、沈黙もあるかも知れませんが、その場合は『ヒント、ほしい? 全部で5つです!』など。子どもたちが食卓で言葉を発する文化を作るんです。
 それが数年後に、食卓で友だちとケンカしたこと、学校であった嫌な事、嬉しい事を報告する…という習慣に繋がります。
おうちの方は、それに対して意見せずに聴くだけ。もし意見を求められたら、お話ししてあげたらいいと思います。最初の取り組み時は少し頑張らなければいけませんが、それからの労力は減る一方です。エイッと思い切って飛び込んでみてくださいね。

 なので、食卓でのスマホ、テレビは完全にシャットアウト。未だの方、かなりお薦めです。外食時も同じです。
もし大切な連絡網や今しなければいけない連絡は、「ちょっと急ぎのメール一件してくる」と一旦席を外れます。もちろん、大人も同じです。毎日の食事の時にこの習慣がつけば、お子さんがお出かけの時や将来デートの時、家族を作っても、目の前に人がいるのに堂々とスマホをいじる…ということにはなりません。
このスマホが及ぼすコミュニケーションへの影響のお話は、また別の機会にしますね。

 日頃の習慣がお子さんの考え方、コミュニケーションに大きな影響があることは間違いありません。お子さんの年齢が低ければ低い程、その習慣付けは簡単ですが、大きくなられていても問題を感じているのであれば、話し合いながら小さなルール作りから始めてみてくださいね。

 学校でもアクティヴラーニングの取り組みが始まっています。誰かがすれば…ではなく、子どもたちを囲む私達一人一人が、少しずつ工夫や遊び心を出し合って子どもたちに自由な発想の翼を贈りたいですね。  

2018年05月26日

英語の旅に出発



 5月に教室の新年度が始まって、早くも一ヶ月が経とうとしています。
毎年のことですが、最初は英語を話したらビクッと身構えていた子どもたちが、この一ヶ月で英語を話してもしっかり耳を傾けようとし始めます。その変化は毎週目を見張るばかり。これだから英語教師は止められない、そう思います。

 今年から教室では、クラスルールをよりシンプルにしました。最初のレッスンでは、皆さんとその言葉と想いを共有します。
1. Listen to others.
言葉の教室っていうと「話す」方にばかり気持ちがいってしまって、プレッシャーを感じたり不安になったり。でもまずは「聴きます」先生の言う事だけじゃなくて、お友達が言う事も聴こうね。レッスンの中では、「What does she like? (○○ちゃんの好きな物はなんだった?)」と聴いてみたりしますが、みんなちゃんとお友だちが話した英語も理解して答える様になります。楽しみです。

2. Make mistakes.
あのね、よく「間違ってもいいんだよ〜」って言うよね。でもね、ここでは「mistakeしよう!いっぱい。」私がニュージーランドで暮らしていた時、間違いの中に学びがあった経験などを伝えます。発音は何度も間違って覚えました。言うか言わないか、迷ったら、言う!それがこの教室の文化です。

3. Let's have fun.
楽しい時間は、一人では作れない。どうしたら、みんな一緒に楽しめるでしょう。それを心に留めている人は豊かな人です。

 それから、宿題の事を話す時、コップの水の例えでお話をしました。
みんながそんなに日本語が上手なのは、おうちの方々、周りの方々が、みんなが産まれたばかりの頃からみんなのコップに日本語のシャワーをたくさんかけてくれたからよ。コップがいっぱいになったら、みんなから言葉があふれ出したの。
みんなの中の英語のコップは、どうかな。想像してみます。

 まだまだ少なそうだね。

 宿題は先生のためにするものではありません。先生のコップは、もういっぱいです。
みんなは、自分のコップをいっぱいにするために、どうしたらいいでしょう。
そう、おうちでもたくさん英語にふれてきてね。先生が出す宿題はただそれだけ。そのためにCDやDVD、Youtubeを使うのですが、一日に数分でいい。気分、体調、あるかも知れないから自分でその日に貯める水の量を決める

 この語りかけが、10年先の皆さんを作ります。ただ言われるままに宿題や課題をこなすだけの中学生、高校生にならないように。自分に必要な量や物を自分で選んで自分で進んで行く。そんな皆さんの先を見ながら、お話をしました。
 「あのね、『ぼく、算数が苦手。社会は0点。だから日本語も話せない』っていう人って、いないよね。英語も同じです。英語は言葉だからね。苦手だから話せない人なんて、本当はいないはずなの。使うか、使わないか。ただそれだけなんよ。

 ホワイトボードに描いたコップの絵を見ながら、子どもたちの顔がキラキラ輝き出します。

 さ、船出。一緒に英語を使って、自分探検の旅に出よう。  

2018年05月13日

バイリンガルコース



 私の教室では、「ことばを使うこと」に着目しています。
「英語」を教える…ことの前に、まず「やってみよう!」の気持ちになることが大切です。
励まし、何度も話すチャンスを作り、小さな成功体験をたくさん積んでいる間に、子どもたち自身が自発的に英語を使って話し始めます。

 その最初のパート、「励まし」はレッスンの中では常に心がけていること。そして、もっとやってみたい!と思った子どもたちには、ネイティヴの先生とのレッスンやキャンプ、ゲストをたくさん招いて英語だけでミッションクリア!のイベント、たくさんの人の前での暗唱発表…など、英語を使う機会、そして私以外の人ともたくさん触れる機会を作っています。

 その一つが、このバイリンガルコース
月に一度、ネイティヴの先生と一緒のレッスン。Nami先生は日本人だから日本語を分かってもらえる…という少しの安心感がありますが、そこから更に前に進んで日本語が通じない環境でのレッスン。
最初はモジモジ緊張気味の子どもたちですが、先生がどんどん英語の世界へ楽しく誘ってくれます。そしてあっという間にこんな風に、「言いたい!言いたい!」とジャンプしながら発表。英語が通じることが当たり前になった子どもたち、自信たっぷりになってウキウキしながら帰って行く後ろ姿を嬉しく見送ります。

 レッスン中、私は時々後ろで仕事をしたり、振り返りシートを配ったり、わざと席を外したり…いずれにしても一切言葉を発することなくただ眺めていました。でも誰も私に助けを求めてくることはなく、先生の英語をしっかり聴き取り、堂々と自然な英語で答える子どもたちに、私はただただ感心していました。
こうして客観的に子どもたちを見る事は新鮮で、また皆さんの良いところがたくさん見つかりました。
皆さんの日々の頑張りの結果ですが、なぜかNami先生まで褒められて、とっても嬉しかったです。

 私の伴走で、皆さんがより快適に走れているとしたら、それは本当に幸せなことです。