2019年10月09日

レッスンは楽しい思い出作り

 
レッスンは楽しい思い出作り


英語教室低学年クラス。週に一度のレッスンに通い始めて5ヶ月目。アルファベットをゲームしながら覚えて、色や動物、挨拶など生活の中で使う語彙も増えてきた。フォニックスで文字を見当をつけながら読むことも少し始める子もチラホラ。私はそんなに慌てていないけれど、毎年秋くらいにこの定着振りと英語への親しみ振りに感動する。子どもたちは毎回ゲームをしている感覚だと思う。でもそれぞれのゲームや活動の中に英語が定着する仕組みを必ず入れているので、数ヶ月経った今その定着を確認してホッとする。
ただ遊んでいるだけじゃない。ただ笑っているだけじゃないんだってことが、また証明出来る。

 私はレッスンを通して、方法さえしっかりしていれば、子どもたちが笑いながら言葉や国際的な感覚を身に付けることが出来ると信じている。その証人はいつも子どもたち。学校とも家庭とも違う文化を作り出し、週に一度に魂を込める。

 先週の帰りに、2年生の女の子が私にゲームの提案をしてくれた。
「教室に家グモがたくさんいるじゃない、あれの数を当てっこしよう。」
それを持ち帰り、私なりに流れを作って今週実践してみた。
How many spiders do you see in this room?
英語を始めてまだ半年も経たない子どもたちだけれど、私の英語を聞き取りジェスチャーや表情から内容を察する。そしてスタートの合図とともに全員が教室の中を歩き回る。
1分後、全員席に戻って報告。
"Two!" "Three!" "Five!"
そして全員で一緒に数えてみる。ただそれだけの話だけど、子どもたちは自分で探して数えて、動き、自分が数えてきたクモの数を大声で私に報告してくれる。じゃぁさ、とクモの足の数を一緒に考えたり、昆虫の足の数、私たちの足の数…と。その中で子どもたちは今まで習ったこともない言葉をたくさん覚える。How many ...なんて教えてもないのに、ワクワクした顔で数を答えてくれる。もちろん私は一切日本語での説明無しだ。
前に習った数も、こうやって使うんだ。昆虫の名前、leg(脚)って言葉…
使いながら子どもたちの心に楽しい思い出と一緒に刻むのが言葉
 その想いで、私は今日も子どもたちと笑い、おしゃべりをし、遊ぶ。
子どもたちは確実に英語を自分のものにしていく。


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