2019年07月24日

ドラマチック!暗唱発表会

 
ドラマチック!暗唱発表会



 当教室、夏の風物詩「英語暗唱・スピーチ発表会」が無事に終了しました。
6月から練習を始めて一ヶ月半。今年もドラマチックでした。

 今年5月から教室のメンバーになった新しい4つのクラスの皆さんは、自己紹介
 短くてシンプルなものですが、レッスン中に自分の話しやすい英語について考えました。英語は言葉だから自分が話したい、話しやすい英語じゃないと口からスーッと出てこない。英語を何度も聞いて言ってみて、自分なりの英語を作り上げていきました。
みんな初めだったので、レッスン中に発表のスタイルも話し合いました。その結果クラスのお友達と数人で前に立ち、一人一人一歩前に出ての発表。ちょっぴり心強かったね。でも、発表はたった一人。100名を超える人たちが見守る中、堂々とハキハキ発表出来ました。

 そして教室に通って2年目以降の皆さんは、いずれも100ワード〜150ワードの英文(物語や説明文抜粋)を暗唱して発表
毎年思うのですが、ここでのドラマがすごい。最初から「頑張るぞ」とおうちでコツコツ練習してくる子、おうちの方が最初はリードしてくださってチームで頑張る子。でももちろんそれだけではありません。最初からずっと「自分には無理だ」と言ってスタートが遅れる生徒もいます。
 私はそういう子どもたちに寄り添いたい、そういう思いで教室をしていますので、このせっかくの「成功体験になり得る」体験を「出来なかった」体験にしたくない、その一心でレッスン前に少し早めに来てもらったり、土曜日に来てもらったり。そうやって一緒に少しずつ練習しました。
 「自分には無理」という生徒の中にものすごい力があることは、普段から見てわかっていますので、一緒にその子のペースでゆっくり。「あれ?自分にもできるやん」と気付いたら、後は勝手にどんどん上手になります。そんなこんなで、今年も全員立派に仕上げて終わりました。

 英語の前に、子どもたちに一番必要なものは「自分にもできる」という自信。教育にできることは、知識を教え込むことではなく、その自信を掘り起こすこと。それさえ繋がれば、子どもたちが勝手に前に前にと進み始めるんです。

 暗唱発表会、最後は教室に通い始めて5年以上の高学年。自分の好きなものを紹介するスピーチを自分で作って、それを表現豊かに発表しました。もう何度もこういう発表会を経験して、成功体験を何度も積んでいる子どもたち。やはり安定感があります。子どもたちにも話しましたが、人前に出ること、また英語を話すこと、それは「慣れ」が一番の近道です。この「慣れ」の為に、私は毎年いろいろなイベントを用意し、子どもたちはそれをしっかり活用してくれます。

 6月から一ヶ月半のレッスンの中では、全員が覚えてきたところまでをクラスの前で発表します。必ずしていることは、それぞれが発表に対して「前向きアドバイス・感想」を送ること。前向きな言葉をもらった友達は嬉しい。もっと頑張るぞ、と思う。そして前向きな言葉をかけた方は、自分の中で暗唱の時に大事なことを再認識する。「声が大きくて良かった」「発音きれい」「しっかり前を向いていた」そんな言葉が飛び交うレッスンは、前向きなパワーしかありません。
 発表会当日は、一ヶ月半一緒に歩んだ仲間が心配そうに見ています。「頑張れ!」と声をかける子や、暗唱が一瞬飛んだお友達に必死で小声で伴走する子。
毎年胸が熱くなります。

 私がすることは、とにかく励ますこと。無理をさせないこと。「自分が出来る範囲で前に進もう」みんな同じ歩幅じゃない。でも確実に前を向いている。そんなそれぞれのペースをよしとする小さな社会がこの教室の中にあることに、心から感謝。子どもたちの素晴らしさです。

 さ、夏休み初日の大チャレンジ。無事終了。自分の力で得た成功体験。それは誰にも奪うことが出来ないあなたの宝物。大切に磨いていこうね。


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