ザ・ハニラミレッスン

Nami sensei

2020年07月07日 15:11




 2月末にコロナウイルスが問題になり、3月から急遽舵を切った「教室の全レッスンのオンライン化」。
そして4ヶ月を経て、感動の対面レッスン。
対面レッスンに戻すその日に「大雨警報」が出て教室とオンラインを選べる様にしたので、教室とオンラインにクラスの約半分ずつの生徒がいるという形での授業。私にとってはここにきて新たな扉だったけど、やっぱり目の前に生徒がいるって強い。

 同じ空気の中にいて、その空気を揺らし合いながらコミュニケーションをとることの面白さを再び実感した。そして、「ぅお〜い!ソーシャルディスタンス〜!!!」と度々席に戻らせる程、授業中席を立ったり前に出て来たり集まったりしてしまう生徒たち。それぞれ言いたいことがあり、伝えたいことがある。そして人の意見を注意深く聞いてなるほど〜と納得したり、反応したり。正にその空気の中にどっぷり飛び込む授業を子どもたちが作ってくれていることを、改めて嬉しく思った。

 私は、日本にない教育の場を作りたかった。自由に学べる場所。
オンラインでは、一つ画面を挟んだ分お互いの心を掴むのが少し困難になることもあった。だからこそより用心深くなったり声を大きくしたり、オーバーアクションにしたり、と工夫する姿も良かったし、経験としては面白かった。それに英語の言葉を読んだり学んだりするだけなら、オンラインで十分だとも思った。
 でも私が普段したい「聞いてくれ!」「聞かせてくれ!」のやりとりはオンラインでは難しかった。
対面が戻ってきて、その言いたいことがたくさん子どもたちから戻ってきたのが嬉しい。たくさん考えて、たくさん聴いて、たくさん話そう。そうして心をスッキリさせる授業にしよう。
4ヶ月振りの対面レッスン。それぞれのリアクションが目の前に見えることの面白さ、嬉しさ。
画面の前でかしこまっていた子たちが爆発する。
 オンラインレッスンはプランを基に進める教育番組だったけど、対面は視聴者参加型バラエティ番組か。この心地よい疲れは久しぶり。
 
 英語の技術だけじゃなく、その言葉を通して自分をたくさん知ってもらいたい、人の考えを聴きたい、というマインドを育てていこう。それがハニラミのレッスンだ。

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