Snack Time Lesson

Nami sensei

2017年04月26日 09:22



 若い頃、小さな英語教室で英語を習っていました。テンションの高いアメリカ人の先生との会話が中心のレッスンでしたが、とても楽しかったのを覚えています。中でも月に一度「コーヒーショップレッスン」というのがあって、近くのカフェに場所を移し、そこでコーヒーを飲みながらレッスンをする、というものです。ただ場所が変わっただけ、それでもワクワク感が違ったのを覚えています。

 私の教室には開設当初から月の最後のレッスンは、みんなで簡単なお菓子を食べながらレッスンを受ける「スナックタイムレッスン」があります。もちろん、あの時のコーヒーショップレッスンからヒントを得たものです。"How many cookies do you have?" "What do you have today?" ワクワク感の中で子どもたちは私の質問に元気に答えてくれます。クッキーを数え、グミって英語で何て言うんだろう?と考え、「お茶をください」「食べてもいいですか」「おいしかった、ありがとう」と英語で一通り言える様になります。月に一度ですが、ワクワク感が伴った、体験を通した言葉だから忘れないのです。

 実際、最後に「ごちそうさま」代わりに言う"Thank you for the snack."なども、日常生活で使えるし、何と言っても中学英語や英検、受験でもThank you for...は知っておくべき表現です。テストの為の勉強、テキストを通した勉強、それも大切なことですが、生活の中のワクワク感と一緒に覚えた英語も、しっかりテストや日常生活に通用するんです。それを少し大きくなった子どもたちが証明してくれて、また私は開拓者として前に進む事が出来るのです。ワクワクと学習を「繋ぐ事」それが私の仕事です。

関連記事