2017年10月06日

脱ガミガミ宣言④ 〜寄り添う?〜

脱ガミガミ宣言④ 〜寄り添う?〜



 私は、自分の教育の軸として「寄り添う」ことを中心に考えています。寄り添うってよく使われる言葉ですが、どういうことでしょう。
私にとって、それは「その人の中に入ってその人の目から見る」ことです。敬愛する師の言葉です。

 これは難しいようで簡単、簡単なようで難しいのです。まず自分の主観から一旦抜けます。そしてその子の中からその子の目を通して見たら…を想像するんです。そう、所詮想像しか出来ないものですが…「人の気持ちになって〜なんて使い古された言葉!分かってますよ」という感じですが、不思議な事に私達は本気でそれをしてこなかったんです。それにフォーカスして、チャレンジしてみてください。それまでとはまるで違った景色が広がる事に驚くことでしょう。

 例えば、前回③で書きました「ガミガミ言われている時の子ども」の中に入ってみるんです。
想像してみます。見上げるとお母さんがものすごく怒ってる。次から次へと言葉が出てくる。それは全て自分の悪いところを並べる言葉。流れ続ける負の言葉を受け止めきれず、泣きそうだけど、泣いたらもっと怒られるかも。ちょっと笑ってみる?笑ったら、お母さん、笑ってくれるかな?
 「ガミガミ言う側」の目線とだいぶ違いませんか。
この子、反省したのかしてないのか、ちょっと笑ったりして…腹が立つ!


 そんな小さなすれ違いの繰り返しの毎日です。
「6秒我慢しなくちゃ!」とか「頑張って想像しなくちゃ」と自分を追い込むのではなく、御自身にとっての日常のちょっとした冒険として、出来そうな時に、出来ることからトライしてみてください。その方法もタイミングも人それぞれ。子育ても人それぞれです。

 人それぞれの人間関係ですが、これだけはハッキリ言えます。
子どもたちは大好きな人が笑っているのが大好きです。
大好きな人の笑顔を見たくて頑張っちゃいます。
こっちを見て欲しくて、試す様なことをします。


 そして、いつでも待っていてくれます。

 もし、「あ〜こんなはずじゃなかった〜」「言い過ぎた〜」と思った時は、素直に謝りましょう。ちゃんと分かってくれます。またチャンスをくれます
そして、子どもたち自身もいつしか謝ることが出来る人に成長するでしょう。

 私達は完全ではありません。みんながそれぞれ失敗をして、そこからまた人間関係を築いていきます。
子育ては、子どもが最初に体験する人間関係。
トライして、失敗して、一緒に泣いて笑って作っていく…生身の人間関係に近道はありませんが、常に挑戦は出来ます。
自分らしい子育てを探して、一緒に冒険を続けましょう。


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