2017年08月28日
脱ガミガミ宣言①
今回は、ついつい「ガミガミ」言っちゃう!
一旦言い出したら、止まらない!
という『あるある』なお悩みについて、考えてみます。
そう、ついついガミガミ、これ『あるある』なんです。自分だけじゃないかしら、子どもが寝た後に寝顔を見ながら猛省…そんな風に自分を責めたことがあるという方、結構多いですね。もちろん、私自身にもありました。そしてガミガミ言った内容よりも、その後自分を責めた苦い想いだけが強烈に残っています。
人間ですもの。お父さん、お母さんがいつも凪いでいる…なんてあり得ません。でも、今深く教育に関わってみて、子どもたちをじっくり観察していて…気付いた事は、ガミガミからは何も生まれない。生まれるのは苦い想いだけ、ということでした。そして、行き過ぎた「ガミガミ」には子どもたちを皆さんの思ってもいない方向に導く怖さがある、ということも付け加えておきましょう。
なぜついついガミガミしてしまうのでしょう。
ハッキリ言って、ガミガミは言う側の問題です。「あなたの成長のため」という大義名分を掲げますが、実際は自分が思った様に動かない相手に対してイライラした結果に出てくるのがガミガミではないでしょうか。又は、自分の仕事や自分の人間関係がうまくいっていないとき、親自身が自信を無くしてしまった時自分の自信を取り戻そうとする時にも「粗捜し」「ガミガミ」は出て来てしまうのです。
以上、ガミガミが子どもたちに届かない理由に気付かれたでしょうか。ガミガミが子どもたちの為のものではない、ということがお分かりでしょう。
先ずは「意味が無いことだったんだ!」ってことを知ると、なんだかガミガミいう事がちょっと労力のムダな気がしてきませんか。
でももちろんガミガミの内容は、ただの八つ当たりではなく「ちゃんと靴を並べて欲しい」「お皿を洗って欲しい」「宿題をきちんと終わらせて」という願いに基づいたものです。それは確かですね。
次回はその想いを「伝える」ことについて考えてみたいと思います。
Posted by Nami sensei at 11:00
│Nami先生の育児コラム