2017年06月12日

目的は?

目的は?


 好奇心旺盛な私の頭の中は、散らかりがちです。若い頃、あちこちに宛のない旅をしたり、たくさんのアルバイトを掛け持ちするスーパー(?!)フリーターだったことを考えれば、散らかりっぱなしだったと言っても過言ではありません。
 しかし旅の途中で、又はいろいろな職場で、私はたくさんの人に出会い、多くを学びました。そして常に選択の連続だった中で知った事は「人は流されがちである」、そして流される事は良い時と悪い時があるのだ、ということです。流される事は楽な様で、時に苦しいこと。自分の軸を見つけ出して、自分なりの航海を始める事が出来たら、人生は自分色に輝き始めます。旅の行き先、食べる物、泊まる場所、あそこに良い仕事があるよ、と言われたらそれに飛び込むか、止めておくか…
そして一つの方法を見つけました。選択の基準です。それは「目的」
 自分に問いかけます「私はなぜ、それを選ぶの?」そしてちゃんと自分に答える事ができたら、GOです。その答えは全くシンプルでも稚拙でも良いのです。要は自分自身を納得させることが目的。「楽しそうだから」「一回やってみたかったから」も正当な理由。でもどんなに複雑で難しい理由を述べた所で、自分にとって説得力がなくてはダメ。
 そうやって常に自分とQ&Aをしながら、自分の足で歩んできました。

 今、英語教師という仕事に就いて、尚更「立ち止まって自分に問いかけること」の大切さを痛感しています。
子どもたちは、常に自分と私との関係を確かめてきます。その方法は様々で、時に私を怒らせたいのか、と思う程激しい方法で私と自分の関係を探る子どももいます。そんな時、感情に任せてしまうと私はきっと怒るでしょう。でも一旦目的を考えます。
 私が今「怒る」という手段を取った場合、その目的はなんだろう。ただその子どもに自分の感情をぶつけたいだけ?そんな目的は自分自身が絶対に認めない。だから、その子の目的を探る手段を選ぶ。大体答えはその中にあるものです。そして仲良くなってから、「その方法は正しいかな。」と一緒に確かめることが出来たら、それで良いのです。

 流されながらも、時々立ち止まって「目的」を考えると、自分の軸が見えてきます。自分らしい生き方は、日頃の小さな選択の中からも見つける事が出来るでしょう。ただ気持ちに任せてただ選ぶのではなく、「目的」を考えるという一手間を加えたら、きっと私たちの人生はより自分らしく輝き始めるでしょう。


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