2017年04月24日

英語を「使う」レッスン

英語を「使う」レッスン



 当教室に、新しく英語講師がスタッフとして加わりました。名前はマルセロ先生。通称マルちゃん。ブラジルから来た方です。勤勉で努力家、のんびり屋さんでよく笑う、素敵な先生です。母語はポルトガル語ですが、英語、スペイン語、日本語を話すマルチリンガル。もちろんレッスンの時は英語だけで指導していただいてます。母国ブラジルで勉強した後、オーストラリアに留学して英語を学んだので、英語学習者の気持ちに寄り添う指導が出来ます。

 5月から教室の「Speaking強化プロジェクト」の一環として、土曜日にマルちゃんのバイリンガルコースを開講しますが、そのプロモーションとして4月の第3週は、下は小学1年生から上は中学3年生までの全12クラスにゲスト参加してもらいました。小学校では常にティームティーチングでしたが、教室では初めてのTT。楽しかったです。Nami先生にはバンバン発言出来るお友達が、マルちゃんには躊躇…と思いきや、いつも皆に助けてもらって発言している子が、突然ペラペラ先生と話し始めた!そんな大どんでん返し的な発見もたくさんあり、どの瞬間も見逃せない一週間でした。

 少し学習歴の長いクラスには、わざとNami先生が「自己紹介で聞いたこと以外の情報を集めよう!知ってる英語で質問タイム!」と英語でミッションを言い渡します。みんなちょっぴりシーン…でも助けてもらえない事が分かると、観念していろいろ考え始めます。出るわ、出るわ、いろいろな質問。
たまには英語の語順がバラバラ〜なことも…でもマルちゃんは一生懸命聴いて、答えてくれます。ここでは、まずは第一歩。興味を持って話しかけること、そして自分の知っている英語で自分の言いたい事を言おうとすることに重点を置いています。いつもNami先生ならなんとなく分かってあげられることも、マルちゃんには通じない事もあり、それでも一生懸命いろいろな言葉を引っ張り出して話そうとする皆さんの姿、とても美しかったです。
あるクラスは助け船をお互い出し合いながら、あるクラスではブラジルの話が進んで、「英語で社会」そして通貨や物価の話にまで発展して「英語で経済」「英語で算数」…と自然に広がりのあるレッスンになりました。

 新1年生は、最初ギョッとした顔をした子どもたち、でもすぐに打ち解けてカードあつめゲームでは積極的に"マルちゃーん、B, please."
低学年クラスには、「うぁ〜ホンモノの外国の人だ〜」ってドギマギする生徒も。小学校にも外国人の先生はいるけど、こうして目の前にいて自分の話を聴こう、と向き合ってくれる外国の方がいる状況が新鮮だったのでしょう。

 皆さんにとって、とても良い経験になったのは言うまでもありません。そして私にとっても、マルちゃんにとっても良い経験でした。
5月からはいよいよ月に一度のバイリンガルコース、開講です。
日頃Nami先生と学ぶ英語を活かして、マルちゃんと楽しい時間を過ごしてくださいね!


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