スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2017年09月24日

出川くんは、どうして英語が通じるのか

「せんせ〜、どうして出川くんの英語は通じるんですか〜」

あるレッスンの中、私が「さ、始めようか」というタイミングで、ある生徒からこんな質問が飛び出しました。
お〜いいね、いいね。と、とっさに路線変更。
一通りその番組の内容などを全員に説明して、得意の質問返し。
『なぜだと思う』

みんな真剣に考えます。そして大きな声が飛び交います。
『気合い!』
『ど根性!』 
『諦めない力!』 


うぁ〜私じゃ出なかった言葉かもな〜。
とても明快で楽しい言葉たち。

ホワイトボードに書き出して、終わり。

これが、答え…でしょ?

先生の仕事って、そういうことだと思う。
答えは子どもたちの中にある。
それを引っ張り出して見せること。

私も勉強させていただきました。
感謝
  

2017年09月24日

レッスン=ライヴ



 当ハニラミのレッスンがどう行われているかというと…一言で言うと、自由です。
確かに、テキストに沿って進めるレッスンは理想的ですが、学校でも塾でも、そういうレッスンが行われているので、私は敢えて進度に囚われないレッスンを心がけています。

 もちろん私が絶大な信頼を置いている最高のテキストや教材(ハニラミ調べ)を使っています。が…残念ながらテキストがどんなに素晴しくても、誰に対しても同じレッスンをすることが有効か…というと、そうではありません。子どもたちと毎日向き合ってる内に、このクラスにはどうやってアプローチしたら良いかな、また同じクラスでも先週とちょっと様子が違う。今はイベントシーズンだからみんな疲れているな…等々、感じるままにレッスン内容を変更していきます。

 私が目指す着地点は、どんなに疲れた表情で来ていても、最後は笑って帰って行くこと。大事なのは、その笑いが前向きだということです。「よーし、がんばるぞ!」と思ってみんなが帰ってくれたら、それで満足です。そして英語をたくさん話すこと。たくさん声を出す機会を与えます。

『今日中にこのユニットを終わらせなくちゃ』
『今日ここまでいけなかったから、私はダメな教師だ…』

と思うことは教師にとってマイナスでしかない、ということに気づいたのです。そして、もう一つは心が柔らかく耕されていない限り、いくら良質の肥料を入れても、種を植えても、育っていかないということです。

 ある日のレッスンでは、秋のイベントの練習のせいか、みんなの顔が疲れて見えます。
"OK, let's draw pictures of...Minions!"
みんな一瞬『え?』という表情。「いいからいいから…」と全員に白い紙を配って、何も見ずに頭の中にあるミニオンズの絵を描こう!制限時間は2分。
みんな突然のチャレンジ。何度も消しては描く子…全く手をつけられない子…周りを見渡す子…そしていつも手を挙げない生徒がサラサラと描き進める…それぞれの子どもたちの無茶振りに対する反応が興味深く、子どもたちの新たな一面を見るのが楽しいのです。

 2分後。ホワイトボードに貼り出したみんなの絵を見ながら『そっか〜』『目、そうやったね〜』それぞれが完璧でないにしても、それぞれの中に残っているイメージで描き上げた絵に感心し合って唸っています。私は、子どもたちが私の無茶振りに自分なりに反応したこと、しようとしたことを賞賛します。何にせよ、飛び込む勇気が素晴しい。それ以上も以下もない。それで終わり。そこから何を感じるかは、子どもたちの中の話。
 
 そこからのレッスン、どれだけ会話が盛り上がったか、子どもたちが意欲的に話し出したか…はお話しするまでもないでしょう。
そんな事を重ねてみんなで語り、頑張りを認め、励ましながらのライヴ感
たまらないんです。

 実はこれ、私が子どもの頃、兄弟や家族とよくした遊び。家庭内のコミュニケーションにかなり役立っていたと思います。
是非、ご家庭でやってみてくださいね。