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2017年06月18日

脳をフル回転!



 月に一度のバイリンガルコース、今月も元気に開催しました。
担当講師、マルちゃんは穏やかで楽しい先生です。決して勢いで盛り上げたり、発言を促したりせず、ゆっくり待ってじっくり聴いてくれます。ブラジル人講師、というと「ネイティヴじゃない」と言われるそうですが、私は彼の語学力・指導力・授業企画力はもちろんですが、人間性を高く評価しています。学びの中で出会う人は重要です。私は、彼が子どもたちに関わる事は、とても意味があると思っています。

 毎回そうですが、最初は緊張気味の皆さん。マルちゃんの英語にじっくりと耳と傾けます。別室で仕事をしながらなんとなく聴いているNami先生も、時々「あら、今の分かったかしら?」と思う程、延々と英語が続く(日本語無し)レッスンですが、10分も経てば子どもたちが手探りながらいろいろ話し始めるのが分かります。そして空気が変わってきます。次第に笑い声が聴こえてきて…とても良い感じに話している声が聴こえます。全部英語です。

 英語しか話せない、英語しか理解してもらえない…そんな中で手探り、その間子どもたちの頭はフル回転なのです。知っている表現を引っ張り出す作業が盛んに行われています。これは、海外で私達が経験するのと同じこと。そんな手探りの繰り返しの中で、私達は言葉を自分の道具にしていくのです。
でも、日頃のレッスンが全部これだったら…それはそれで良いのかも知れませんが、語学学習には多少の安心感も必要だと思います。学びのベースが必要です。Nami先生はレッスン中、「今は全部英語で日本語無しよ」という時間を作りはしますが、子どもたちが不安な部分を確認することもします。
時々「ネイティヴの教室に通っていました…」という生徒が、著しく単語の意味を勘違いしている場面に出合います。一度覚えてしまった事を覚え直すには、覚える時にかかった時間の倍以上かかると言われています。子どもの年齢や興味、学ぶ頻度や環境によってアプローチが違う、ということも付け加えておきますね。

 そして、私達が大事にしているのは、コミュニケーション。バイリンガルコースはマルちゃんだけのレッスンですが、実はレッスン前のミーティングでは私が日頃のレッスンで気になっている生徒1人1人のことをマルちゃんに伝えます。「〜ちゃんは、とてもよく話せるけど、ちょっと読みが苦手だからよろしくね」「〜くんはちょっと自信がないみたいだから、サポートよろしく」…そしてレッスン終了後はマルちゃんから「〜くんが、今日とても良いことを言っていたよ」「〜ちゃんの積極性は素晴らしいね」など。
お一人お一人を大切に…皆さんを見守り、応援するチームハニラミです。
脳みそフル回転!
また来月も頑張りましょう。