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2017年06月13日

ちょっぴり頑張って!




 『うあ〜、一番嫌なの来た〜!』
英語教室でこの声が聞こえるのは年に一度、この時期なんです。
教室では毎年6月から一ヶ月半のチャレンジを経て、7月に暗唱発表会を行います。100ワード前後の物語やスピーチ、説明文など…幾つかある課題の中から自分で選んで、少しずつ覚えていきます。
 
 教室では、私の方針で『I can do it! (自分にも出来る!)』を全員が感じることを、一番に掲げています。なので、普段のレッスンでは様子を見ながらそれぞれに同じ負荷がかからない様に、それぞれの子どもたちにとってちょっぴり上の負荷をかけるようにしています。
ただ、この時期だけは別。全員が同じ様に課題に取り組みます。得意な生徒、苦手な生徒もいます。得意な生徒は、更に努力して自己ベストを狙い、苦手な生徒はご家族や私の支えも受けながら、エイッと頑張ります。家庭、クラスメイト全員を巻き込んでの大チャレンジです。

 始めた頃は、課題を渡す時の『これ全部覚えると〜?絶対無理無理〜!』という言葉に自分が揺らぎそうになりました。「私、子どもたちに大変な無理をさせているのかも知れない…」と。
 でも、その私に『I can do it!!』を見せてくれたのは、子どもたち。課題を出した翌週から『せんせ〜、今日のところ、全部覚えて来たよ〜』って、次々と発表して見せてくれます。教室では、クラスの力でそれぞれの力が倍増する様、それぞれが発表した後アトランダムに当てた生徒が一言ポジティヴアドバイスを贈る、ということにしていますが『発音が良かった!』『良い速さでした』と「いいところ見つけ」もかなり鋭くて感心します。
また、その週はちょっとおうちで十分練習出来なかった…という生徒がゆっくりつっかえながら読んだ時は、『最後まで諦めないで言えた!』という1人の声に周りの子どもたちも「そうそう、すごいね!」と…励まし合っている姿を見ながら、生徒たちは苦手かも知れないけど、今の時期にこの活動をして良かった!と毎年思います。

 近くの小学校の運動会の最後の生徒代表挨拶は、たまたまですが私の教室の生徒が3年連続で担当しています。今年の生徒も、大きな声で立派に挨拶していました。「素晴らしかったね」と言うと「英語じゃないから少し楽だった」と。ここにも暗唱がちょっぴり役立ってる?なんて勝手に嬉しく思いました。
 
 人前に立つ事は必要不可欠ではありませんが、自分に備える武器として、持っていたら必ず役立つ場面が来るでしょう。みんなで励まし合いながら、一緒に頑張りましょうね!