2017年05月25日
コミュ力爆発!
生涯学習センターで月に2回行っている大人講座「0から始める英会話」のレポートです。
今日は4回目。「0から」とネーミングをしたのは、英語だけじゃなく、あらゆる英語に対するハードルをとことん下げたかったからです。私の軸はいつでも、「出来る!と自分を信じる」ベースを作ることにあります。そこからぶれない様に、とにかく皆さんの良い所をどんどん皆さんに戻しながら進めていくのです。
過去3回で挨拶や自己紹介を20人の人の前ですることが出来た皆さん、今日のミッションは、パーティー会場を想定して挨拶をしながら人の名前を聞いていく、ということです。ビンゴのマスが16個あります。一つに自分の名前を書き入れ、一緒に言葉を練習したら、まずはお隣さんからスタート。
Hi! / Hello. から好きな方を、そして My name is ___. / I'm ___. から好きな方を選んで挨拶して、Nice to meet you. 話しかけられた相手も、同じ様に応じます。これは、"What's your name?"を使わない名前の尋ね方で、実際こちらをよく使います。
私は、よく皆さんに選んでいただきます。人それぞれ言いやすいフレーズ、自分をどうプロデュースしたいか、は違います。自分らしい英語表現を使って、自己表現をしていただきたいのです。
15マスを埋めるのは、なかなか大変。でも皆さん果敢にアタックしていかれます。皆さんの活動のご様子を見ていると、言葉を越えたコミュニケーション力のすごさを感じずにはいられません。グッときました。
小学校で同じ様な活動をした時同じ気持ちになりましたが、大人の方の活動は更にコミュニケーションに深みがある、というか本当に日本語を話しているノリで言葉が英語に変わっただけ、という雰囲気でした。言葉を学ぶってこういうことだよ、と自分が投げたブーメランがたくさんお土産をぶら下げて自分の後頭部に直撃したような、嬉しい衝撃でした。約20名の大人の方が、英語で会話するのが当たり前の空間。私が作りたかったのは、こういう講座でした。
そこに文化がないと、言葉って難しい。英語を話すよ、という縛りの中でも十分楽しくコミュニケーションが取れるんです。みんなですれば怖くない、正にそれです。
私が投げたブーメランは、「英語で挨拶し合って、クラスの人達の名前でマスを15個埋める」というミッションです。皆さんのここでの目的は、「英語を話す」ことではなく、飽くまでも「マスを埋める材料集め」なんです。そのマスを埋める作業をしながら、なんと素敵な笑顔での会話!自然な英語!そんな素敵なものをたくさん乗せて、また私の元に戻って来たブーメラン。皆さんはもう4回目の講座にして0じゃない、100も200も可能性を広げている、そう強く感じました。「英語は目的ではない。手段である。」を実感していただいた、今回の講座でした。