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2017年04月06日

スーパーポジティヴ宣言



 先日、生徒が『間違う』ことにとてもネガティヴな発言をしていたので、「『間違う』って素敵な事だよ。あのね、どっちかって言うと、成功よりも失敗から得る物の方が多いんだからさ、先生からしたら『間違った〜、よっしゃ〜!』ってくらいよ。」と話していたら、『先生って前向きですねー』と、感心されてしまいました。。。一体どちらが大人なんだ、という会話ですが。
 でも、自慢ではありませんが、私の失敗はものすごい数です。でもその分、挑戦もものすごい数だ、ということを付け加えなければいけませんね。私にとって、「挑戦する」イコール「成功する」ではないのです。そこが私の「挑戦」に対してハードルの低い部分だと思います。まず「やってみる」ことが目的なんです。そこからの景色を眺めてみたい。

 きっとこういう人を世間では「無鉄砲だ」と言い、私がしてきた数々の失敗を私が武勇伝の様に陽気に語っている時、「そんなことするからだ」と笑う人もいるでしょう。でも、間違いなく私はその人よりも経験値が高い。失敗から得る経験値は、失敗しなかった時よりもずっと高いと思うのです。学生の時に地元であった世界的体育大会での英語通訳ボランティア、英語にはまだまだ自信が無かったけど、1人でエイッと申し込みました。空港で数日間、来日した選手に今後の指示をする仕事でしたが、私の英語にみんなちょっぴり違和感のあるお顔…家に帰って調べてみると、私が和英辞典で調べて使っていた英語は本来伝えるべき意味とは微妙に的を外した言葉でした。本当に赤面体験でしたが、失敗に気付いた翌日も私は空港でボランティア。恥ずかしさを背負って行くしかない…よしっ、今度はちゃんと通じたぞ!

 海外滞在中はとにかく自分の知っている言葉で会話を進めなければいけない。こんな失敗、山ほどしました。もう最後は恥ずかしさも無くなって「え?どういう意味?あ、私間違って覚えてた〜あっはっは。教えてくれて、ありがとね」と、英語で笑顔で言える様になってました。そこで気付きます。『あ、これが一番必要な言葉だ!』って。

 私は、若い頃世界を旅していて、いろいろな人に出会いました。若くして天国に旅立ってしまった友人も多くいます。私自身、ずっと死を意識しているのです。暗い意味ではなくて…「死はすぐそこにある。でも私は取り敢えず今、生かされている。」という意味で。
朝起きて「あ、今日も目覚めた。やった。」そんな感覚。でも明日の私はベッドの中から動けないかも知れない。その可能性は0じゃない。
そう思うと、例えば自分が寝たきりになってしまった時、出来る事と言えば『空想や思い出の中で遊ぶこと』です。
私が今、「やってみたい」「そこからの景色を見てみたい」と思うのは、私なりの思い出作り。天国に旅立つ時に何も持ってはいけないけど、思い出す度に思わず笑顔になっちゃうような、そんな思い出をたくさん持っていきたい。そう思ってるんです。